あかねちゃん便り 3月号
- akaneph
- 2016年3月1日
- 読了時間: 2分

もうすぐ春が来ますね! 今年は雪が少なくて助かりました。
今回のお話しは、
聞きなれない方もいるかもしれませんが【膠原病】のお話しです。
膠原病は、一つの病気の名前ではなく共通する特徴をもった複数の病気の総称です。
共通する特徴は血管や結合組織に炎症が起こり、それによってさまざまな症状が起こります。
膠原病でよく知られているのは関節リウマチですが、他に全身性エリテマトーデス、多発性筋炎・皮膚筋炎、強皮症、シェーグレン症候群などがあります。その 原因ははっきり分かっていませんが、自己免疫疾患(本来異物を排除して体を守る免疫の働きに異常が起こり、自分の体内の組織を壊してしまう状態)が原因で あることは分かっています。 膠原病の検査で重要なのは血液検査で赤沈、CRP、血球成分、自己抗体の有無などを調べます。病気の種類によって症状が起こる部位や現れ方は色々ですが、共通して見られる症状としては、
①関節の症状(痛み、腫れ、こわばりなど)
②皮膚の症状(発熱、レイノー症状、皮膚の硬化など)
③筋力の症状(筋力の低下、筋肉痛など)
④その他全身症状(発熱、体重減少、リンパ節の腫れ)などがあります。
主な治療は病気によって異なりますが、関節リウマチ治療は現在かなり進歩しているので症状を抑え、関節破壊の進行を止め、寛解(症状が治まっている状 態)を目指せるようになっています。 最初はわずかな異変で痛みより腫れやこわばりを感じることがあります。また片側ではなく左右対称に起こることが特 徴の一つです。
出来るだけ早く発見して治療を開始することが関節の破壊の進行を食い止めるのに大切です。








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