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あかねちゃん便り 6月号

令和2回目のあかねちゃん便りは「コーヒーについて」のお話です。

コーヒーの名前の由来はアラビア語の「カフア」からきています。

カフアとはもともとワインを表す言葉でしたが、コーヒーにワインと同じような覚醒作用があったのでコーヒーがカフアと呼ばれるようになり、発音がなまって今のコーヒーになりました。

日本人がコーヒーを広くたしなむようになったのは、真空乾燥法によるインスタントコーヒーが開発されてからです。

コーヒーの成分のカフェインは興奮作用、解熱鎮痛作用、利尿作用などの作用がよく知られています。長年の研究により、最近ではコーヒーを飲むことによる様々なメリットも分かってきています。1日のコーヒー摂取量によって全死亡リスクが変わることが分かりました。

ほとんど飲まない人を1とした時に、1日1杯未満で0.91、1日1~2杯で0.85、1日3~4杯飲む群では0.76と、コーヒーを飲む量と相関してリスクが下がります。

しかし、1日5杯以上飲む群では0.85と、飲まない群よりは下がるものの、1日3~4杯群よりは少しリスクが上がるようです。

ですから、健康のためには1日2~4杯位が適量といえるようですね。

また、別の調査研究によると、1日1~5杯飲む人では、心臓病や糖尿病などの病気で死ぬリスクが低いということが分かっています。(※砂糖の入れすぎは血糖値が上がるので注意)

但し、妊婦さんのカフェイン安全量は200~300mgなので、2杯程度に抑えるようにしてください。カフェインの摂取量はコーヒーの過剰摂取よりも、高カフェイン飲料の栄養ドリンクなどの飲みすぎに注意が必要です。

他にも、前立腺がんのリスクの軽減、アルツハイマー・パーキンソン病のリスク軽減、勃起不全になる確率低下、うつ病リスク軽減など様々な健康への関与の可能性もありますが、発がんリスクがあるのでは?という議論もあるので今後の研究成が待たれます。


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