あかねちゃん便り 7月号
- akaneph
- 2016年7月1日
- 読了時間: 2分

先月は「狭心症について」
狭心症のサイン
◎胸の圧迫感
◎のどや背中の痛みがあった時は早めの受診をお知らせしました。
今回は検査と治療法についてのお話しです。 狭心症が疑われる時はまず次のような検査をします。 ◎心電図検査 ◎心臓超音波検査 ◎血液検査(心筋梗塞を起こしているとクレアチンキ ナーゼやトロポニンという酵素の値が高くなります。) 他に血流などを見て心臓機能を調べる心臓核医学検査・血管の狭窄の程度を調べるCT検査・冠動脈の中を撮影するカテーテル検査などがあります。 最近はカテーテル検査の時にFFR検査という血液がどの位流れているかを調べステントの治療を行うべきかどうかを判断する検査も行われています。これは血管が狭くても血流が十分であればステントをつかわない方がいいことが分かってきたからです。 次に治療法です。
①第一に生活習慣を見直す。(減塩、減量、禁煙、運動など) ②薬による治療 ◎症状を鎮める(ニトログリセリンなど)◎症状を予防する(β遮断薬・カルシウム拮抗薬・硝酸薬など)◎動脈硬化を改善する(スタチンなど)◎血栓を防ぐ(アスピリン、クロピドグレルなど) ③薬以外の方法 カテーテル治療・カテーテルを冠動脈の狭くなった場所まで送り血管を押し広げたところにステントを入れ血管を広げた状態を保ち血流を改善します。バイパス手術・冠動脈の狭くなっている部分はそのままで他の場所に新しい通り道を作る手術です。 健康な血管を作ってバイパスを作るのでスムーズな血流が維持できます。








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