あかねちゃん便り 8月号
- akaneph
- 2016年8月1日
- 読了時間: 2分

梅雨が明けたら一機に暑くなって来ましたね!
皆様体調はいかがでしょうか? 今回は最新のがん治療「免疫療法」についてです。
免疫とは体外から侵入した異物を排除するために体に備わっている能力です。
がん細胞は日々生まれていますが、直ぐにがん細胞に発達しないのは、この免疫が体 内にあるがん細胞を排除してくれているからです。この免疫の能力を高めてがん治療に応用しようというのが「がん免疫療法」です。
有名なアメリカ科学誌でも"がん免疫療法は身体の免疫システムを利用した非常に魅力的な治療法である"と認定しています。自身が持っている免疫を活かして治療する免疫療法は即効性がない場合もありますが、効果が長時間持続することが特徴です。
また、自身の免疫を使った治療なので副作用が少なく三大治療(外科的治療・放射線治療・抗がん剤治療)とも組み合わせることが出来ます。免疫療法に画期的な方法を解明したのが、日本の免疫学者 本庶佑(ほんじょ たすく)博士です。 がん細胞がブレーキをかけて免疫を抑制してきた、そのブレーキを解除させることで結果的にフルパワーでがん細胞と戦う力を取り戻せる、ということを解明したのです。そしてアメリカの企業と協力して「免疫チェックポイント阻害剤」を開発しました。 ただし、安全性を含め検証がまだ充分ではないことから、保険適用されていないので高額な治療費がかかる等の問題もあります。将来もっと安価で画期的な免疫療法が出来るようになればいいですね。








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