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あかねちゃん便り 9月号

  • akaneph
  • 2016年8月31日
  • 読了時間: 2分

今回は、病気とは離れて、身近な「水」に関するお話です。

薬を飲むときの水も、水道水・ミネラルウォーターなど様々な種類があります。

水の分類については、不純物がどのくらい含まれているかが重要になります。

①水 道(水道法により水質基準を満たす飲用可能な水)・・・河川水などをろ過した後、殺菌によって汚濁成分や大腸菌を除いた水です。殺菌成分でカルキ臭は残っ ていますが、長く置いても腐りにくい利点もあります。煮沸することで臭いは抜けますが長持ちしなくなるので注意が必要です。

②精製水・・・逆浸透膜などで水道水を処理し、有機物やイオン成分の大半を除去した水です。これを滅菌すると滅菌精製水になります。ただ、微量の有機物などが残っているので菌が増殖しやすいので開封後は早めに使いましょう。

③純水(イオン交換水)・・・さらに、微量のイオン成分を除去するために、精製水をイオン交換樹脂で処理した水がイオン交換水です。スーパーなどで容器に入れる飲料用水の装置がありますがそれに近いものです。

④超純水・・・純水に残存した有機物を紫外線で分解殺菌処理し、さらに微量イオンをイオン交換樹脂によって除去処理し、限外ろ過膜処理で微粒子を除去すると超純水と呼ばれる一番きれいな水になりますが、味は不味いです。

⑤蒸留水・・・水道水を蒸発させた時に出る水蒸気を再度冷やしたものが蒸留水です。水蒸気を再び冷やす際に空気中の不純物を拾ってしまうので、グレードとしては超純水よりは劣ります。

次にミネラルウォーターについて。

①ナ チュラルウォーター・ミネラルウォーター・・・特定水源から採取された地下水はナチュラルウォーターと呼ばれ、さらに地層中の無機塩類が溶解したものがナ チュラルミネラルウォーター。これにろ過・加熱殺菌処理・ミネラル分の微調整やばっ気処理するとミネラルウォーターになります。

②ボトルドウォーター・・・ナチュラルミネラルウォーターにさらに処理を加え本来の成分を大きく変化させたものです。

余談ですが、EU加盟国などでは殺菌処理が禁止されていますので、旅先などでボトルの水で薬を飲むと少し吸収が変わったりすることもあるかもしれませんね。


 
 
 

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