あかねちゃん便り 6月号
- akaneph
- 2017年6月1日
- 読了時間: 2分

新緑の季節になりました。
体を動かすのにも丁度いい気候です。
是非頑張って運動してみて下さい。
さて、今回は薬とは離れて「赤ちゃんの泣き方」についてのお話をします。
赤ちゃんの泣く回数や時間は国によって大きな違いがみられるようです。
赤ちゃんの泣き方を研究したチームによると、生後9週間までに他国と比べてよく泣く赤ちゃんは英国、カナダ、イタリアで、泣くことが少ないのはデンマーク、ドイツ、日本だそうです。
この差の原因は、養育方法の違いによるものなのか、遺伝子と関連があるのかは不明です。
また泣き時間(1日当たりの全体平均値)については、生後1~2週間では約2時間、5~6週間で2時間15分という最大値を示し、8~9週間で1時間50分程度に減り、10~12週間ではさらに減って1時間10分になることが分かりました。
ただし、個人差が大きく、1日に30分しか泣かない赤ちゃんもいれば、5時間以上泣く赤ちゃんもいるそうです。
泣き方のイントネーションについて検証した報告によると、「人の新生児は妊娠後期に胎内で聞いた言語と同じパターンで泣くことを好む」との事で、胎児が子宮の中で母親の声を記憶しているという考え を裏付けるものと言えそうです。 泣いている赤ちゃんをあやす場合、親はおもちゃを使ったり、歌を聞かせたり、テレビを見せたり色々な方法を使いますね。抱っこするのもよくある方法ですが、抱っこの仕方で効果は異なるようです。
研究チームの報告によると、母親が抱っこして歩いている時は椅子に座って抱っこしている時に比べて赤ちゃんの泣く割合が約10分の1に減ったそうです。単なる立ち抱っこでも、立ち抱っこで揺さぶることでもないようです。”抱っこして歩く”ことは、赤ちゃんをあやす効果が大きそうですが、親にとっては大変、時には泣きたくなることもあるかもしれません。








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