あかねちゃん便り 9月号
- akaneph
- 2017年9月1日
- 読了時間: 2分

朝・夕めっきり涼しくというより寒く?なってきましたね。
今年は大雨もあったり天候が不順のようなので、体調管理には充分お気をつけ下さい。
さて、今回は「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」についてのお話しです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、もう少し詳しくお話したいと思います。
医療費が高騰していることから、国の方では後発医薬品を積極的に使用するように進めていますが、日本は他の国に比べて使用率はまだまだ低い状態です。
後発医薬品とは、有効成分に対する特許や製造方法に対する特許、効能効果、用法用量などの特許が切れて、先に販売した医薬品会社とは違う製薬会社が同じ有効成分で製造・販売した医薬品です。
研究費や開発費等の費用がかかっていない分、後から販売する薬は値段が安いのです。
(中には先発品と変わらない値段のものもありますが・・・)
しかし、有効成分は同じですが、製造過程において、添加物や製造方法など製薬会社によって違いが出ることもあり、先発品(最初に販売した薬)とは若干効果が違ったり、使用する添加物などの違いでアレルギー反応が出たりすることもあります。ですが、先発品にはない飲みやすい剤型を作ったり、先発品にはない用量の薬を製造・販売したりというメリットもあります。
この様な後発医薬品の中で、オーソライズドジェネリックという後発品があります。
それは、先発品を製造・販売している会社が特許権を他の製造会社の薬を作ることを公認した薬の事です。ですから、有効成分も製造方法も添加物等も先発品とほぼ同じ医薬品なのです。ただし、科学的には同じ薬ですが、具体的な臨床試験などは行っていないので、厳密に言えば全く同じものと断言はできません。
また、後発医薬品の中でもオーソライズドジェネリック薬品は若干値段が高いものもあります。
医療費の削減に協力しながらも、自分に合った薬を選択することも必要かと思います。








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