あかねちゃん便り 11月号
- akaneph
- 2017年11月1日
- 読了時間: 2分
紅葉も終わり、そろそろ雪のちらつく時期になってきました。

今回は、メディアや知人の薬の情報に惑わされてしまった事例を紹介しながら、正しくお薬を服用して頂くためのお話をしたいと思います。
最近は週刊誌やテレビで「この薬は飲まない方がいい」「飲んだら危険○○薬」など、不安をあおるような根拠のない情報を伝えているケースがあり、その情報に影響されて誤った自己判断をしてしまう患者さんもいます。
・週刊誌の「クレストールは服用しない方が良い」という記事を見て医師には内緒で服用を止めてしまった、高脂血症の方
・新聞記事をみてディオバンを服用したくない、という高血圧の方
・使っても良くならないからと自己判断でキサラタン点眼の使用を止めてしまった緑内障の方(キサラタン点眼液…眼圧を下げ緑内障の進行を抑える)
・知人から「ロキソニンは強い薬だから飲まない方がいい」と言われ服用を止めてしまった、腰部脊柱管狭窄症の方
・友人から「私の薬は5mg、あなたの薬は80mg多すぎるから飲まない方がいい」と言われ服用を止めてしまった、高血圧症の方(成分量はそれぞれの薬によって違います。単に数字だけでは比べられません)
・週刊誌の特集記事を見て、薬は体に悪いものだと思い服用していた薬を全て止めてしまった方(⇒半年後に脳出血で急逝)
色々な情報に、真偽を判断できずに不安を抱いたり、誤って理解して服用を止めてしまったりする事でさらに病状を悪化させたり、究極は死を招くこともあります。
薬は正しく服用することで、病気を治したり健康を保つ事ができるのです。
もし薬を服用して体調の変化など気になる症状が現れた時は、直ぐに薬剤師または医師にお知らせ下さい。
その他何か不安な事、知りたい事などあれば、お気軽にご相談ください。








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