あかねちゃん便り 6月号
- akaneph
- 2018年6月1日
- 読了時間: 2分
この前まで朝・夕少し肌寒かったのが、急に暑くなってきましたね。

皆様も体調管理には充分お気をつけ下さい。
今回は、暑くなると食べたくなる「スイカについて」のお話しです。
暑い時にスイカ、本当に美味しいですよね。
スイカの健康効果については古くから知られており、古代ローマの博物学者が解熱作用のある食品として「博物誌」の中で紹介しています。日本では。おそらく江戸時代から「スイカを食べると、尿の出が良くなるのでむくみが取れる」という話が徐々に広まっていったようです。
スイカに含まれるカリウムは、塩分の排泄を促して尿を出やすくします。
塩分の摂りすぎは腎臓に負担をかけますから、スイカによる塩分排泄の作用がクローズアップされて「スイカは腎臓によい」と広く信じられるようになったと考えられます。また、食品に含まれるカリウムは、一旦体に吸収されても不要な分は尿に溶けて排泄されるので食べすぎても問題は生じません。
ただし、スイカの健康効果が適用するのは腎機能が正常・低下していない方に限ります。
腎機能が低下している場合、カリウムがうまく排泄できずに血中に蓄積するようになります。そうした状態のときスイカをたくさん食べると、高カリウム血症になりしびれなどの神経症状を引き起こしたり、不整脈が出て突然死に至ることもあります。
カリウムを多く含む食品としては、里芋、山芋、アーモンド、落花生、納豆、ほうれん草、海藻類、バナナ、アボガト、メロンなどがあります。食品100gあたりのカリウム含有量は、バナナで360mg、メロンで350mg、スイカで120mg。
スイカはそれほどカリウム量が多いわけではありませんが、ついつい多く食べてしまいがちなので、特に腎臓の悪い方は注意が必要です。








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